サクッと本かじり

ビジネスや日常生活に役立つ情報を、おすすめの本から抜粋してお届けします。

起業は副業から始めると成功しやすい!?[起業したい方必見]

今回は、アダムグラントの「ORIGINALS」から、起業は本業で始めるべきか、副業として始めるべきかについてご紹介したいと思います。

 

みなさんは起業家がリスクをたくさん取っていると考えますか?

 

おそらく大体の人が、起業家はリスクを取っていると答えると思います。

 

答えは、リスクを取っているで間違いはありません。

 

ここからが重要です。

 

リスクをとる反面、その他のプライベートや友人関係などに関しては、リスクを全くとっていなかったのです。

 

起業という大きなリスクを起業家は取らざるお得ませんが、生活していくためのお金の確保や、感情のコントロール、プライベートの充実向上等に関しては、他の人よりも力を注いでいたのです。

 

これはどういうことかというと、リスクのバランスを取っているということになります。

 

そして、リスクを一般の人と同様の位置にまで抑えていたのです。

 

起業を本業とする人と、副業とする人とでは、副業としていた人の方が33%も失敗する確率が下がっていたというのです。

 

たしかに、会社で働きながら生活するお金を稼ぎつつ、副業として起業アイディアを出して、チャレンジする方が現実身があるように思えます。

 

ティーブ・ウォズニアッキ、グーグル創設者、フェイスブック創設者のマークザッカーバーグも同様に、大学に通いながら、会社に勤めながら起業しています。さらに、みな起業した会社が安定するまで、大学や会社を辞めなかったといいます。

 

これから起業をされる方、起業したい方は、副業として初めてみてはいかがでしょうか?

 

それでは!!

 

 

 

何かをあげるとそれ以上に返ってくる!?[影響力の武器より]

今回は「影響力の武器」の本から、返報性の原理についてピックアップしてご紹介したいと思います!

 

①返報性の原理って?

 

返報性の原理とは、何かを与えるとそれに対する見返りしたくなる原理のことです。

 

みなさんも誰かにお願いごとをして快く相手が応えてくれた時は、それに対して何かを返しますよね。例えばお礼のお菓子とか。。

 

②返報性の原理の威力

 

この力は強力です。

 

何が強力なのかと言うと、相手にこちらが与えた以上のものをお願いして、見返りをもらうことが出来るからです。

 

ではなぜこんなことが可能なのかというと、

人は何かを受け取ると、それが必要かどうかに限らず、何かを返さなければならないという責任感を感じてしまうからです。

 

その責任感のせいで、何か返さなければソワソワして、心のどこかでそれが居続けるのです。

 

③返報性の原理の悪用

 

この原理を悪用することもできます。

 

例えば、本書で示されていた例によると、

あるセミナーに来ていた1人の学生が、

コーラを自分が買ってきたついでに、他の人の分も買ってきたのです。

 

その後そこに来ていた人に対してその学生が、自分が売りたいチケットがあって、1枚25セントで何枚か買って欲しいとお願いしたところ、

コーラを受け取った人は、受け取ってない人に比べて、たくさんチケットを買ったのです。

 

その平均額は、コーラの金額の数倍にもなりました。

 

④この原理の問題点

 

ここまでの話を読んで、一方的に貰って返さなければよいと考える人もいるかもしれません。

私もそういう人はいっぱいいるぞ!と思いました。

 

しかしそうすると、その人は次第に周りから貰ってばかりで何も返さない人だ、というレッテルを貼られたり、信頼出来ない人だと思われてしまい、結局社会から嫌われてしまいます。

 

⑤まとめ

 

いかがでしたか?

 

この原理を応用して、

自分が与えても無理のないものをたくさん与えることにより、それ以上に必要なものを手にいれることが出来るかもしれません。

 

それでは!!

 

 

あなたは○○なストレス抱えていませんか?もしそうならすぐにでも対策をおススメします!

今回は、ストレスの種類と種類別の解消法についてお話ししたいと思います。

参考書籍:「超ストレス解消法」

 

①ストレスの種類

 

ストレスの種類は大きく3つに分けることができます。

 

それが、

 

「ショートストレス・ループストレス・ロングストレス」です。

 

1つずつ説明していきます。

 

ショートストレスとは、

そのストレスがかかっても、

短い時間で消えるストレスのことで、

具体的にはお腹が減ってイライラしたり、

テスト勉強を嫌々やらなきゃいけない時など

に感じるものです。

 

ループストレスとは、ショートストレスが繰り返し起こるストレスのことです。

 

ロングストレスとは、慢性的なストレスのことを指します。

 

この中で最も問題視されているのが、

ロングストレスです。

 

それではまず、ロングストレスの解消法について触れていこうと思います。

*ショートストレスや、ループストレスの解消は割と簡単にできるが、ロングストレスの解消には数ヶ月から長くて数年かかるので、粘り強く行う必要があります。

ただし、しっかりトレーニングを積めば、最強なメンタルを手に入れることが出来るのです。

 

②ロングストレスの解消法

 

ロングストレスの原因となっている3つの要素があります。

 

それは、「思考・栄養・受容」です。

 

この3つが正しく機能していれば、慢性的なストレスを感じることは無くなるのです。

 

それでは1つずつ簡単にですが、

対策法をご紹介します。

 

思考に関しては2つです。

1つは、ストレスを感じたらどんな感情を抱いたのか分析し、その感情が100%(今まで感じた一番の感情を100%とする)中、何%程度

なのか判断し、さらにその時の行動身体変化を認識する方法です。できたら認識した後の、気持ちの変化にも意識してみてください。

 

例えば私の場合だと、「歩いているとき(行動)にその日怒られたことを思い出して、その感情は怒りと悲しみ(感情)で、どちらも20%程度の強さで、胃がギュッと締め付けられるような感覚(身体変化)があった。これを考えたら、10%程度に落ち着いた。」というようなことを考えます。

 

これを行うことにより落ち着きを取り戻し

感情は一時的なものであると気づくとこの本には書かれていました。

 

 

今回は長くなりそうだったので、

次回以降で続きをお話ししたいと思います。

 

それでは!!

 

ノーベル経済学賞受賞ダニエルカーネマンの行動経済学

認知容易性

システム1は直感的な思考。システム2は論理的思考をここでは示しています。

気分、字の見易さ(色、太さ、鮮明さ)、経験に認知は左右されることが分かっています。

機嫌が良いとき、調子が良い時はシステム1が働きやすくなり、逆に機嫌が悪いときは、システム1は働きを失い、システム2が活性化します。

字は、赤や青色の方が認知されやすく、太字も細字に比べて認知されやすいです。

さらに見たことがあるという経験によって、その言葉を理解する速度や、読むスピードも未経験な時に比べて早くなります。これは、回数を重ねるごとに強くなることもわかりました。

 

利用可能性ヒューリスティック

これは見たり聞いたりした事のある、利用する可能性の高いものを信じやすくなるバイアスです。例えば、「最近テレビで高齢者の運転事故がいくつか報道されているので、高齢者は注意しなければならない」や、「格安航空の飛行機の墜落した報道が今年2度あったから、不安だ」など、目にしたことがある、知っていることから判断してしまう現象を示します。

 

アンカー

これは船のアンカーのように、ある数字が思考に絡んでバイアスとなる現象を示しています。

例えば、「世界一高いアメリカ杉は1200フィートより高いか?低いか?」という質問と、「世界一高いアメリカ杉は180フィートよりも高いか?低いか?」という質問を、第1のグループが前者、第2のグループが後者の質問を受けました。そのあと、両グループにアメリカ杉の高さはどのくらいだと思うか質問した結果、第1のグループは844フィートと答えたのに対して、第2のグループは282フィートと答えたのです。

これは交渉に生かすことができます。はじめに希望の交渉額を提示するのです。これにより、相手にバイアスがかかり、その金額を基準として考えるようになります。

 

1ドル寄付すると収入が3.75ドルアップ?![GIVE AND TAKE より]

今回は、「ギブアンドテイク」を読んだので、そこから面白いと思った内容を書いていきたいと思います。

 

ギバーには自己犠牲型と他者志向型に分けられる

 

本書ではギバーが最も得をすることが書かれています。しかし、最も損をするのもギバーだと言うのです。

 

成功するギバーは他者志向型、失敗するギバーは自己犠牲型です。

 

他者志向型とは、他者に恩恵を与えるのみならず、自分にも同じように与えることを指します。

 

その反対に自己犠牲型は、自分の身を削って他人に恩恵を与えるのみのことを指します。

 

自分の身を削っては、幸福感を感じられず、辛い思いをするだけです。

 

しかし、自分の心身共に大切にする他者志向型のギバーは、他人に恩恵を与えることで、幸福感を強く感じ、その幸福感が自分をかき立てて努力し、それにより得られた恩恵を他者にも与えます。そのポジティブサイクルが、他者志向型のギバーが成功する要因なのです。

 

1ドル寄付すると収入が3.75ドル上昇

 

これはある研究により得られた結果です。

 

この研究では、1ドル収入が増えるたびに、そこから数パーセントを寄付する結果も得られました。

 

重要なのは、お金を他人の為に使うと、収入が増えるという事です。

 

これも上記で説明したことと似ていて、他人の為にお金を使うことで、幸福感が得られ、それが仕事の力に変わるからです。

 

ほんの少しでもギバーを目指そう

 

イカーでもギバーになれます。

 

そのためには、少しでもギバーの行動を起こすことです。そうすると、与えることの喜びを知ることができ、内面から自分はギバーかもしれないと思えるようになるのです。

 

この認知こそ、ギバーへの変化です。

 

しかし、与えることを無理してしようとしてはいけません。なぜなら、報酬を求めないギブことがギバーの形だからです。

 

まずは無理の無い範囲で与えてみましょう。何も見返りを求めないギブをしましょう。

 

それでは!!

 

 

 

 

 

 

人生で成功を収めるのはギバーか?テイカーか?[自分診断付き]

今回は、人に与えるギバーと人から受け取るテイカーのどちらが、人生において成功を納めることができるのかをお話したいと思います。

 

参考本:「Give and take」

 

 

①ギバー・テイカー・マッチャー

 

大前提として、仕事において成功する要素(才能、努力など)はたくさんありますが、その中でも重要なポジションを締めるのが、ギブアンドテイクに関わる性格だとアダム・グラントは伝えています。

 

さらに自己啓発本のように、変わりたいなら本に書いてあることを実践し努力しなさいなどというようなことは言っておらず、逆に自然体でいることを説いたのです。

 この本を読めば、自然と良い方向に向かうからだと言う話でした。

 

これらのことを念頭に置いて、続きを読んでみてください。

 

人は必ずしも、ギバーかテイカーのどちらかに分けられるわけではありません。

マッチャーと呼ばれる、相手に合わせギブとテイクを使い分ける人もいます。

 

冒頭の疑問に対しての結論を先に言うと、

ギバーが仕事や私生活において、最も成功すると言われています。

ある調査によると、仕事において成績トップはギバーの人でした。

 

簡単にギバーがなぜ成功するのか説明すると、信頼を獲得して、その信頼が大きな仕事を産むからです。はじめは信頼を獲得するのに自己犠牲が必要ですが、いつの日かそれが何倍にもなって返ってくるだけでなく、人から妬まれる心配もありません。

 

それに比べてテイカーは、自分が成功する変わりに誰かが悲しむことになるので、妬まれやすいのです。

 

ただしテイカーやマッチャーの性格の人でも、大成功している人は一定数います。

 

さらに仕事において成績が最下位だったのも、ギバーだったのですここで言えることは、ギバーは人生の大成功を納める可能性もあるが、大失敗に終わる可能性もあるので注意が必要だということです。

 

 

②ギバーが大失敗をしないためには

 

ギバーが大失敗する時は、イカーに搾取される時です。

 ギバーの敵はテイカーで、テイカーは悪びれることもなく、ギバーからもらえるもの全てを奪おうとします。

 

当然ですよね。テイカーにしてみたら、こんな良いカモはいません。

 と言うことは、イカーに搾取されないようにすれば良い訳です。

 

そのためにまず、ギバーとテイカーの違いを見分ける必要があります。

 

そしてテイカーがギバーに対して何かを求めてくる時は、マッチャーになるのです。と言うのは、相手が余分に奪おうとしてきたら要望に答えないと言うことです。

 

ギバーとテイカーをどうやって見分けたら良いのか気になりますよね?

実は、ギバーとテイカーを見分けることはなかなか難しいのです。明るく気さくな人でもテイカーはいますし、暗く内向的な人でもギバーはいます。

 

なので自分の直感を信じて判断するのが1番だと言っています。直感の精度はとても高いからです。しかし直感でもわからない場合があると思うので、はじめはギバーとして振る舞い、途中おかしいことに気づいたらマッチャーになるのです。

 

これでギバーはテイカーから搾取されずに、大失敗をしないギブが可能になるのです。

 

③まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回はこの本の一部しか紹介しませんでしたが、具体的なギバーの行動特性や、メリットがたくさん書かれています。

 

本を読む前に、自分がギバーなのかテイカーなのか知りたいという方のために、アダム・グラントのホームページ上にある診断ページを貼っておきます

(*15個の質問に答えるだけで結果がわかり、5分程度で完了します。)

https://www.adamgrant.net/

 

 さらに英語でわかりにくいので、「アルパカのハンドバック」さんの記事を参考にしながらやってもらえると簡単に操作が可能です。

http://whyimoeat.blogspot.com/2017/08/self-giver-taker.html

 

それでは!!

  

 

 

 

 

 

 

 

後悔が減る!満足のいく結果を出せるようになる!行動経済学 [ノーベル経済学賞受賞者より]

今回はノーベル経済学賞受賞者であるダニエル・カーネマンの著書「thinking,fast and slow 上巻」から、意志に関する研究結果をご紹介したいと思います。

 

 

①自信過剰な思考をするわけ

 

人は皆自信過剰な思考を持っているとカーネマンは言っています。

 

誰もがやっている自信過剰な思考とはなんなのか、今から説明していきます。

 

 

みなさんは結果を知ってから、「こうなると知っていた!」や「ほら言っただろう!」と、あたかも未来を知っていたかのような言動をとったことはありませんか?

この言動こそが、自信過剰な思考からきているのです。

 

例えばある人が、「2008年の金融危機は避けられないことを事前に知っていた。」いう人がいるとする。(カーネマンは実際にこのような人を何人も見てきたという。)

 

彼らはもしかしたら危険があるかもしれないと思ったのかもしれない。

しかし、金融危機があると知っていた訳ではない。

「知る」という言葉は、普通知っていたことが真実であって、かつ真実だと示せる時だけに使えます。

 

そして、過去の理解の状況や過去に持っていた自分の意見を、正確に再構築出来ていないことがこの原因としてあげられます。

 

本書ではこれを、後知恵バイアスと呼んでいます。

 

後知恵バイアスの面白い例は他にもあります。

 

過去の対戦成績が拮抗しているチームAとBがサッカーの試合をしたとして、意外にも今回はAがBに圧勝したとしまう。そうすると私たちはAの方がBよりもずっと強いとその時は認識します。

これも後知恵バイアスで、過去の思考であるチームAとBが拮抗しているということを忘れて、Aがずっと強いと考えてしまっているからです。

 

 

②後知恵バイアスによる影響

 

後知恵バイアスがかかることにより、こんなところで問題が出てきてしまいます。

 

例えば医療の分野です。

 

リスクの低い外科手術の最中に予想外の事故が起きて、患者が亡くなってしまったとします。すると陪審員は、結果だけを考慮してしまいます。手術のリスクが実は高く、そのことを執刀医が把握していなければならないと。

 

しかし陪審員には後知恵バイアスがかかっていて、手術前の意思決定の評価が行われていないのです。決定を下した時点での判断をしなければならないはずなのに。

 

それにより、医者のみならず、大企業のCEOや政治家のような他人の代わりに決定を下すような人々の中で、後知恵で詮索されやすいと知っている人は、お役所的な役回りに走りがちになってしまい、リスクを取ることを嫌がってしまうようになります

 

医者であれば、検査の回数を増やして、患者を専門医へ回すようになり、役立たない慣例通りの治療を施すようになっていまいます。なぜなら、医師の立場を守らなければならないからです。

 

③まとめ

 

今回ご紹介した自信過剰の思考は、過去の思考を結果を知ってから調整したり是正する、後知恵バイアスからきていたものだったのです。

 

そして後知恵バイアスによって結果にしか意識が向けられず、結果を予測した思考のプロセスが無視されてしまうのです。

 

これは私の経験にも思い当たるふしがあって、テストを落としてしまい後悔している時、結果しかみずになぜ落とすに至ったのか、その過程を忘れてしまいます。そこまで重要なテストではないと本当は思っていたのにも関わらず、周りが勉強をやっていたのでそれに合わせてなんとなくやっていた結果でした。

 

自分の行動の結果は結果までの思考のプロセスからきているものなので、結果に目を向けるのではなく、結果までの思考や行動の過程を見つめる必要があり、そこを見直すようにしてから私は後悔しないようになりました。

 

みなさんの中で後悔が多いという方は、結果をみるのではなくそのプロセスをみるようにすると、後知恵バイアスの歪みを修正することができるので、後悔が大きく減ると思いますよ

 

それでは!!